■スバル×ミソラ 「動揺」■
★流星のロックマントライブ(アニメ設定)★
アニメのワガママかつ明るいミソラ、いいですね。
そんなミソラにちょっと呆れつつも
気がつけば彼女に振り回されてるスバル最高。
オバケ嫌いはゲーム設定なのですがスバルスキーとしては
この設定は何としても外せなかったので入れてしまいました。
スバルがちょっとやらしいコになってますがそれはショタ家畜の駄文故ってことで。
IXA様からの小説もどきリクエストです。
●スバル×ミソラのデートシーンで。
●入れて欲しいシーン↓
手を繋いで二人で歩いてるところ
帰りのバス(汽車)で、ミソラがスバルの肩にくっついて寝てるシーン
は、走らせてしまったのですが、どうぞご容赦くださいm(__)m
「ただいまぁ」
いつものようにスバルが学校から帰宅する。
自分の部屋に向かう階段を登っていくスバルにリビングから返事が帰ってくる。
「おかえりー。」
「おっかえりっ、手洗いうがいを忘れずにねッ♪」
「わかってるよ、カバンおいたらすぐにー・・・」
ん?
今の声なんだ?
スバルは階段を登る足を止めてリビングをのぞく。
・・・・・そこには。
「やっほー。おじゃましてまーす♪」
「ミソラちゃん?!どうしたの?」
まるで自分の家にいるかのよーにソファでゴロリとくつろぐミソラの姿が。
「今週中に曲を完成させなきゃダメなんだけどさー、
ぜんっぜんいいアイデアが浮かばなくって。気分転換★」
「今週中だって?!よくキャンサーが許してくれたね。」
「え?キャンサー?」
「だってキミの付き人だろ?」
「キャンサーならあたしのショックノートで1発だったよ♪」
「ぶっとばしてきたのかよッッ!(汗)」
あっけらかんと答えるミソラに全力でツッコむスバル。
キャンサーの苦労がしのばれる・・・・。
「ね、ね、スバル君!今から遊園地行こうよ!」
「はぁ?!」
「パーッと遊べばきっと気分も晴れていい曲書けるよ!ね!」
「・・・それって“現実逃避”って言うんじゃないの?」
「もう、細かいコトは気にしない!」
「いや、全然細かくないし。」
どこまでも冷たくあしらうスバルの態度にちょっと苛立ちを覚えるミソラ。
キッチンでふたりのやりとりをみているあかねにハッキリ聴こえるように叫ぶ。
「スバル君はあたしとデートするの、イヤなの?!」
「デッ・・・!(恥)」
“デート”と言う言葉につい真っ赤になってしまうスバル。
あかねのほうを振りかえると少し意地悪そーな顔のあかねがスバルに茶々をいれてきた。
「あら?ミソラちゃんの何が不満なの?」
「あ、いや、その、不満とかそんなんじゃなくってぇ・・・」
「じゃあ問題ないじゃん!いこ!」
「え、ええっとぉ・・・(恥)」
・・・結局押しに弱いスバルなのでした★
(「今日のわんこ」調で↑)
放課後といえど、夏の昼は長い。
まだまだ元気に頭上で輝く太陽に、ミソラは大はしゃぎ。
遊園地内をスキップで駆けていく。
「よぉーっし!今日は夜まで遊ぶぞ!」
「今からそんなはしゃいで、疲れない?」
「まずはジェットコースターだよね!行こ!」
「・・・・・・はいはい。」
この遊園地の一番人気のジェットコースターに並ぶ。
カタカタと登っていくコースターの上でミソラはわくわく。
「ドキドキだね、スバル君!」
「・・・・・・。」
「あれれ?もしかして怖いの?」
「いや・・・、たぶんあんまり楽しめないんじゃないかなぁ。」
「は?」
ガタン、と急降下を始めるコースター。
ふたりのまわりの人たちはきゃあきゃあ叫んでる。
・・・・・・・でも。
「・・・ウェーブロードのほうが迫力あるよね。」
「速度が違いすぎるからね」
「このコースター、すっごく遅い・・・・ッ(沈)」
そう。電波変換してウェーブロードを疾走する感覚に慣れてしまっているせいか
ジェットコースターがとてつもなく遅く感じるのだ。
「むうう・・・。なんだか損した気分・・・。」
「あはは・・・(苦笑)」
「絶叫系はヤメッッ!じゃああれだ!」
「え?」
そういってミソラが指さしたのは。
「・・・“大霊界への入り口”って・・・」
「お化け屋敷ならオッケーでしょ♪」
「・・・・・・・・(汗)」
「なに、また何かあるの?」
「いや、何でもない。行こう。」
心なしか、スバルの顔色が悪いのは気のせいだろうか?
「なんか・・・、フツーだね。
やっぱ人間が脅かしてるってわかってるだけにちょっとつまんないかも。」
「(うう・・・、気持ち悪い顔の人形がいっぱい・・・)」
薄暗いお化け屋敷の中を並んで歩くふたり。
つまらなさそうなミソラとは対象的に歩みの遅いスバル。
「どうしたの?」
「・・・え?」
「歩くのがだんだん遅くなってるよ。」
「あ、いや、ちょっと・・・さ、寒くない?」
「そう?逆に涼しくって気もちいいけど。」
「そ、そっか・・・(汗)」
明らかに挙動不審なスバルにミソラは詰めより問いかける。
「ねえ、もしかしてスバル君ってさあ・・・」
「(ギク!)」
「・・・今日は体調がよくなかったとか?」
「え?」
「ごめんね、知らずに無理やり連れだしちゃって。」
「あ、いや、別にそういうワケじゃ・・・」
本気で申し訳なさそうな顔で謝るミソラに、
逆に罪悪感を感じて弁解する至って健康体なスバル(笑)
そのふたりの頭上からアトラクションの血だらけ人形が落ちてきた!
「うぎゃあああぁぁーーーッッ!!」
いきなり目の前に垂れ下がってきた人形にスバルはビックリ。
反射的に横にいたミソラにしがみつく。
「・・・スバル君?」
「な、なんにも言わないで・・・(恥)」
恥ずかしさと恐ろしさで声の震えが止まらないスバル。
自分にしがみついたままのスバルにミソラはいつも通りの明るい声で話しかける。
「よし、じゃー急いで駆け抜けちゃおっか♪」
「う、うん・・・。」
ミソラに手を引かれ、お化け屋敷の中を駆けるスバル。
スバルの視界からはいつのまにか周りのお化けたちは消え、
笑顔で自分を導いてくれるミソラしかいなくなった・・・。
「次、どーする?もう真っ暗だしそろそろ・・・」
「か、観覧車乗ろうよ!」
帰ろうとしたミソラを観覧車に誘うスバル。
今日ここに遊びにきて初めてのスバルからのお誘い。
断る理由は何もない。
「いいよ♪じゃ並ぼっか。」
「うん・・・!」
眼下に広がる煌めく夜景。
ふたりはしばしその光景に見とれる・・・。
・・・と、思ったが。
「ねえねえ、スバル君、アレ見て♪」
「え?なに?」
ミソラが差したのは夜景でも夜空でもない、となりのゴンドラ。
「・・・キスしてるよ♪ラッブラブだね♪」
「ちょっ・・・!ダメだよ、見ちゃ!」
「見られて困るんならあんなトコでしないでしょ。」
「そ、それでもダメ!悪趣味じゃないかっ!」
「ちぇ〜〜・・・(拗)」
注意されてふてくされるミソラ。
一方のスバルはと言うと、注意したはいいがやはりとなりが気になってしかたないようだ。
いやがおうにも視界に入ってしまう、となりのゴンドラをチラチラ・・・。
「・・・スバル君のえっち♪」
「・・・・・・・!(恥)」
「あはは!冗談だってば。こっちおいでよ、背にしてたら見なくて済むでしょ?」
真っ赤になってしまったスバルを手招きするミソラ。
しかしスバルはミソラのとなりに座ったはいいが、
とても心穏やかではいられない・・・・・・・。
「(手・・・、握っちゃってもいいかなぁ・・・。)」
すぐとなりにあるミソラの手をそっと握ってみる。
「ス・・・スバル君・・・?」
「あ、あの・・・、ボク・・・・」
「はーい、終了でーす!お疲れ様でしたーー!」
「!」
観覧車。1周約15分。短い・・・・・。(苦笑)
帰りのバスに揺られるふたり。
さっきのことがちょっと気まずいのか、お互いに会話はない。
「(ミソラちゃん、さっきのことどう思ったかな・・・)」
がたがた。揺れるバス。
「(アレじゃあ、なんか変なヤツだよなー・・・)」
がたたん。
「(このまま気まずいのもイヤだし、何か話さないと・・・)」
がたん!大きく揺れるバス。
「ね、ねえ、ミソラちゃ・・・」
「ん・・・・。」
バスの揺れと同時にミソラの頭がスバルの肩にもたれかかる。
「ね・・・、寝てるッ・・・?!」
静かに寝息をたててるミソラ。
やはりあれだけはしゃげば疲れるのも当然だ。
拍子抜けしつつもスバルの顔はいつのまにか笑顔だ。
「(ま・・・、いっかぁ・・・・。)」
「おーい、君たち、終点だよーー?」
「・・・え?終点ッッ!?」
「ココどこ?!」
「ドリームアイランドだよ。」
「ね、寝過ごした〜〜〜ッッ?!」
終わり。2008/06/10 作成42
●あとがきもどき●
挿絵とか入れてみましたが、いかがでしょ。
今回、情景描写をなるべく詳しくリクエストいただいたので
どうやってつなげようか、そこだけ悩みました。
オバケがダメという、ちょっと情けないスバル。
でもミソラはそんなスバルをバカにすることなくフォローしてくれます♪
ルナだとこうはいかないですね(汗)彼女なら多分嫌味のひとつくらいは出ます。
でもそんなルナが大好(聞いてねえ)
ゴンドラ内のスバルはハッキリ言って下ごころ大王です。
そこまで計算して観覧車に誘ったわけではないでしょうが、
狭い密室という状況と、隣でイチャこくカップル見て理性のタガが緩んだようで。
ゴンドラ内でミソラの手を握って「あの・・・、ボク・・・」って!(笑)
その後のセリフをいくつか考えたのですが所詮は変態家畜。
スケベ小僧が大暴走ッッ!な展開になっちゃったので伏せました(爆)
寝過ごしちゃったのでたぶん電波変換して帰宅したと思う。