■スバル×ミソラ 「期待」■
★流星2(ゲーム設定)★
IXAさまからのリクエストです。
流星2のスバミソデートイベントの小説もどき化・・・・ってことでしたが
全然ネタ出てきませんでした!(爆)
超時間かかってしまってすみませんでしたm(__)m
リクエストもらったとき、ぶっちゃけちょっとビビったもんな!
スバミソデートの内容覚えてねえぇぇぇ!(オマエ・・・)
でも素敵な素敵な救世主サマがセリフメモを提供してくださいました!
ひなた様、ありがとうございます!
とにかくスバミソ!
ミソラ視点でそりゃあもうラブラブです(笑)
やっぱりスバルたんがちょっとやらしーコになってます。
男のコってそういうモンだよね!(黙れや)
もしも・・・・あたしと同じように君もあたしを想っていてくれたら・・・。
そう考えちゃうのはやっぱり期待しすぎなのかな。
ねえ、あたしのこと、どう思ってる?
「ホンモノ・・・・だよね?」
じぃーーっ。
何をおちゃめなコトやってるのかな、君は。
あたしは正真正銘、響ミソラだってば。
「い、いやさ、あの有名人が目の前にいるのが信じられなくて・・・・」
「そーゆーの気にしないでよぅ、それともスバル君はあたしと距離をおきたかったりするのかな?」
「ち、違うよ!そういう意味じゃなくて・・・・ゴメン・・・・」
あはは!かーわいいなぁ♪
ちょっとからかっただけなのに焦っちゃって!
スバル君のこういう素直なところ、好きだな。
「で、今日はどうしたの?」
「急にスバル君の顔が見たくなったんだよね。・・・・・ダメかな。」
「・・・・・へ?」
ぽかんとあたしの言葉を聞き流した・・・・けど
「ぜ、ぜ、全然!ダメじゃないよ!・・・ハハ、ハ・・・・(汗)」
少し遅れてその思わせぶりな言葉の意味がわかったのか急にしどろもどろになっちゃうスバル君。
でもそこまで深い意味を込めたつもりじゃなかったのになー。
「スバル君、今日はこれから用事とかあったりする?」
「ううん、とくにないよ。」
「じゃ、今からロッポンドーヒルズに遊びにいかない?」
「構わないけど・・・どうしたの突然?」
「曲作りに忙しくってあまり外の空気吸ってなかったの。
久しぶりにお買い物したり、おいしいもの食べたりしたいなぁ〜って思って♪」
「へえ、大変なんだね。」
「その・・・、なんていうかさ、こんな風に誘える男のコってスバル君しかいなくて」
「そ、そ、そ、そうなんだ、ハ、ハハハ・・・」
こらこら少年。
ちょっとドキドキしすぎでしょ(笑)
テレ隠しにもなってないってば。
あんまりそんな態度しないでよ。
・・・・・・ちょっぴり期待しちゃうじゃん・・・・・。
賑やかなロッポンドーヒルズ。
いろんな人たちがあたしたちの前を通り過ぎていく。
「ママ〜!アイス食べたい〜!」
「はいはい、じゃあ行きましょうね」
ママの手を引っ張っていく小さな女のコ。
ママもうれしそうに連れられていく。
ママ・・・・・・・・・。
「ミソラちゃん・・・・」
「やっぱり、ちょっとさみしいね」
「・・・・・・・」
「でもこういうときはスバル君の言葉を思い出すの」
「ボクの言葉?」
「『キミの気持ちがわかるし、キミの助けになりたい』って・・・」
思い出すと自然と前向きになれちゃう不思議な言葉。
この言葉はあたしにとってかけがえのない「たからもの」。
それくらい嬉しかったの。
ホントだよ?
「あ!ねえスバル君、あそこ!」
「あのカフェがどうしたの?」
「有名なお店なの!パフェがすっごくおいしいんだよ♪」
「へぇ・・・・」
そのままスバル君をカフェに強制連行♪
ああもう、メニュー表だって見てるだけで楽しい!
「やっば〜い!どれもおいしそう〜〜♪」
「どれがいいかなぁ・・・ボク、甘いものには詳しくないんだよなぁ・・・」
「じゃああたしが選んだげる!・・・コレとかどう?」
「あ、ボク、チョコよりクリームのほうが・・・」
「じゃあコレ!クリームならコレ!超オススメ♪」
「・・・・じゃ、じゃあ・・・それで・・・・(汗)」
「すみませーーん!注文お願いしまーーっす♪」
ん?どーしてそんなに引いてるのかな、スバル君?
甘いものを前にした女のコは無敵ナノダ★
「・・・・・・・なに・・・・コレ・・・・・(汗)」
「フジヤマクリームパフェだよ♪」
「いや、そうじゃなくて・・・このデカさ・・・パフェ?」
「そんなに驚くことかなぁ?食べきれないなら手伝うよ?」
「でもミソラちゃんも別にパフェ頼んでるじゃない。」
「え?なにか問題あるの?」
「・・・・・・・・なんでもありません・・・・(汗)」
スバル君て小食なんだなぁ。
この程度のパフェでビックリしちゃうなんて。
だからそんな細いんだよ。もっとしっかり食べなきゃ背も伸びないぞ!
「いや、コレ、背の高さとか関係な・・・・」
「お言葉に甘えていっただきま〜す!」
「あれ?!もう自分のパフェ食べちゃったの?」
「ううん、上のフルーツは残してあるよ?ホラ♪」
「・・・・え?」
クリームばっかりじゃ味気ないと思って自分のパフェのフルーツ、残しといたの。
そろそろスバル君もクリームの味に飽きたところだよね。
あたしのフルーツを1つあげちゃおう★
パフェスプーンの上にちょこんと乗っかったサクランボ。
「あ、あのコレ・・・・ボクに?」
「いらないの?」
「い、いや、そうじゃなくってさ・・・・(照)」
「なによう?」
「・・・・い、いただきます・・・」
ぱくん、とサクランボを食べるスバル君。
恥ずかしそうに下を向いちゃった。
あーん、って食べさせちゃったのが恥ずかしいのかな?
「あ、今の食べさせ方恥ずかしかったんだ?ごめんね」
「そ、そりゃあそうだよ・・・だって今のって間接キス・・・・」
・・・・・・・・・・間接キス?
「うっひゃあ!マジでッッ?!」
「き、気付かなかったの?」
「あたしてっきり“あーん”っていうのが恥ずかしいのかなって思っちゃった!」
「いや、それもあるけど・・・・」
「よく気づいたねえ?あ、ってコトは間接キスだってわかっててサクランボ食べた?」
「・・・・・・・・・・・(照)」
「な、なんで黙るの・・・・?」
ちょっと待ってよう!
いきなり黙られちゃったら逆に恥ずかしくなってくるじゃん!
変な雰囲気・・・・。
恥ずかしくて、なんだか気まずくて。
スバル君、さっきどんな気持ちでサクランボ食べたの?
つい期待しちゃうあたし・・・・、やっぱりおかしい?
・・・・ちょっと話題を変えようかな。
「ねえ、そういえばさ」
「なに?」
「今ニュースで報道されてる“蒼いヒーロー”ってスバル君のコトでしょ!」
「な、な、なんのコトだろ?」
「隠したってムダだよ、白状しなさい!」
「し、知らないよ?」
「スバル君ッッ!!」
「・・・は、はいそうです、正体はボクです・・・・(怯)」
そんなに怯えなくったっていいじゃん。
失礼しちゃうな、まったく。
「なんで隠したりするの?」
「は、恥ずかしくて・・・・・。」
「なんで?世間じゃヒーロー扱いされてるなんて、カッコいいじゃん!」
「カ、カッコいい?そ、そうかなぁ・・・・(嬉)」
『あれだけ目立つのはイヤだって言ってたクセにゲンキンなヤツだ』
「うるさいぞ、ウォーロック!」
「あはは!」
ロック君、ナイスツッコミ(笑)
パフェをかるーくたいらげて(あれ?あたしだけ?)
ロッポンドーヒルズのメインストリートに出てみる。
すると目の前にCM用のエア・ディスプレイが。
「あなたの身体に元気注入♪ミソラミンD新発売!!」
うわあ!あたしが出てるCMッッ!!
だいぶ慣れてきたとは言え、やっぱりまだちょっと恥ずかしい・・・。
「ねえ、ミソラちゃん。ひとつ聞きたいんだけど・・・」
「なに?」
「なんで歌手活動を急に再開したの?何か理由があるの?」
「引退してるあいだ、考えたの。自分のやりたいコトを」
「やりたいことって?」
自分のやりたいこと
自分にできること
ちょっと時間はかかっちゃったけど、ようやく見つけた。
「世界中にはあたしたちみたいに親をなくした人ってたくさんいる。
そういう人たちの悲しみを和らげる曲を作りたいの」
親をうしなった悲しみを知ってるあたしならきっと作れる。
ううん、作ってみせる。
やさしい曲を。
「スバル君はヒーローとして・・・・あたしは歌手として・・・・一緒に前に進めるといいね」
「・・・うん、そうだね」
お互いに頑張ろうね。
そう言って微笑むあたしたち。
そのとき。
「ああっ!あれ、響ミソラじゃねえ?!」
「え?ウソ?!」
「マジ本物?!チョーカワイイ♪」
ざわざわ騒がしくなるまわりの人たち。
やっば・・・・!
あたしが響ミソラだってバレちゃったみたい・・・・・(汗)
「お、おっかしいなぁ、いつもなら意外とバレないんだけどなぁ・・・・」
「自分のCMが映ってるエア・ディスプレイの前にいたらそりゃバレるって!」
おお、ナルホド。
比較対象があれば見つけやすいもんねえ。
さすがスバル君、あったまい〜〜♪
「呑気なコト言ってる場合じゃないよ!早く!」
「わわわッッ?!」
あたしの手を引いて人ごみを駆けてくスバル君。
少し汗ばんだスバル君の手がなんだか心地いい・・・・・・・。
「はぁ・・・はぁ・・・・」
「こ、ここまでくればきっと・・・大丈夫・・・・ッ」
ヒルズの裏通りで息をきらしてるあたしたち。
全力疾走とか久し振りだぁ・・・・!
「あ〜〜・・・・あつい・・・・もう〜〜〜・・・・」
ぺたん、とへたりこみ、パーカーをぱたぱた。
そしたら上から低いトーンでスバル君がひとこと。
「・・・・ミソラちゃんてさ、ちょっと無防備すぎるんじゃない?」
「な、なによう・・・さっきのことは反省してるよう。」
「いや、さっきのこともそうだけどそれだけじゃなくて・・・・」
「まだあるの?ええと、それってどういう・・・・きゃ!」
・・・・・・・・・・・・うそ。
抱きしめられちゃった。
どういうこと?
「スバル君・・・・?」
「し、しばらくこうしてても・・・・いい?」
声・・・・・、震えてる・・・・・・。
「・・・・・・・いいよ。」
あたしがそうささやくと、スバル君の手に更に力がこもる。
そんなスバル君がなんだか急にいとおしくなって。
あたしもスバル君の背中を抱きしめた。
ねえ・・・・・、スバル君。
今・・・・・、どんな気持ちでいるの?
あたしとおんなじようにドキドキしてるの?
「・・・・・ゴメン、ビックリさせちゃったよね」
「ううん、平気だよ。」
「・・・・良かった。」
あたしの平気って言葉に心底安心したように笑うスバル君。
・・・・・・・・やっばい。超嬉しい。
これで、期待するなってほうが無理ッッ!
「ね、ねえ、スバル君・・・」
「な、なに・・・?」
「あたしが無防備って・・・・どういうことなのかな?」
「あ・・・・、あれは忘れて・・・(恥)」
「やあだ!ちゃんと理由が聞きたい♪」
「言いたくない・・・・」
「なんで!」
「は、恥ずかしいからッッ!」
そのままソッポ向いて逃げようとしても無駄ッ!
逃がすまいと赤いシャツのスソをギュッッ!!
「言うまでぜぇったい逃がさない!」
「そ、そんなぁ・・・・!」
時間経過。
でもあたしが折れるとでも思った?!
「は、放して・・・・・(困)」
「話す気になった?」
「お、怒らない・・・・?」
「もちろん♪」
「ボクのこと、キライに・・・・・」
「な・ら・な・いッッ!」
ああもう、なにを臆病になってるかな、このコは。
あたしはもともとスバル君のこと好きなのに何心配してんだか。
「で?何が無防備?」
「ボ、ボクに逢いたい、とか、間接キスとか、パーカーの前をぱたぱた・・・、
なんていうか、その、ちょっとやらしい想像とか・・・・されちゃうよ?」
・・・・・・・・へ?
「・・・・やらしい?」
「な、何度も言わないでよ!(恥)」
・・・・・・・・・・・。
恋のココロはシタゴコロ。
“そういう”対象として見てもらえているから喜ぶべき?
でも好きだって言われたわけじゃないしなぁ・・・・。
ちょっとデリカシーに欠けるけどそれもまたスバル君らしい。
あ、言いたがらないのを無理やり吐かせたのはあたしだっけ?
デリカシーないのはむしろあたし?
「お、怒った?」
「別に?」
「そ、そう・・・・」
期待してたのとはちょーっと違うけど・・・・ま、いっか♪
「なーんかいろいろ脱線しちゃったけど、次どこいく?」
「変装グッズ売ってるトコ。」
「なんで!」
「またキミのファンに追っかけられるのヤだよ、ボク。」
「りょーかーい・・・・・(汗)」
おしまい。200/08/15 作成44
●あとがきもどき●
・・・・ハイ、ゴメンなさい!
スバルたんやらしいです!それがどうした!(開き直るな)
パーカーをぱたぱた・・・はアレです、ミソラがへたりこんでて、
スバルは上からそれ見てるワケだから当然、中身が見えちゃう。
ミソラはそんなコト気づきもしない。
無邪気な行動ゆえに余計ドキドキしちゃうのが男の性!
そんなふたりはみていてとっても可愛い♪